充電中のスマホ握ったまま感電死か

2025年8月2日午後10時ごろ、タイ中部サムットプラーカーン県バンセートンの5階建てコンドミニアムで、31歳の男性が遺体で発見されました。遺体はベッドの上で右手に充電中のスマートフォンを握った状態で横たわっており、警察は感電死の可能性も視野に入れて調べを進めています。各報道が伝えています。

現場に駆けつけたバンセートン警察署によると、死亡したのはブリーラム県出身の男性。発見時、上半身裸で黒の短パン姿、右手には充電器につながったスマートフォンを強く握ったままで、指先や顔、足先に変色が見られ、遺体は腐敗が進んでいたとのことです。室内に荒らされた形跡はなく、争った様子も確認されませんでした。

通報したのは姉で、2日間連絡が取れないことを不審に思い、部屋を訪れて発見に至りました。また、友人によれば亡くなった男性は地元のベーカリー工場で勤務しており、精神的な不調から睡眠薬を常用していたといいますが、深刻な悩みなどは打ち明けていなかったとのことです。

コンドミニアムの警備員によると、室内では扇風機が回り、スマートフォンの充電ランプも点灯していたことから、電気系統の不具合により感電した可能性も否定できないと見られています。

警察は、司法解剖によって正確な死因を特定する方針です。