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タイで出生登録1万件超に疑義、父タイ人・母外国人の案件を調査 バンコクでは27件抹消

2026年9月5日 配信

タイ内務省地方行政局が2012年から2026年までの出生登録を遡って調べたところ、父親がタイ人、母親が外国人として登録されたケースを中心に、追加確認が必要とされる案件が1万件を超えていることが明らかになりました。2026年9月3日に下院公衆衛生委員会で関係機関から報告されたもので、タイメディアが報じました。



今回明らかになった1万件超は、不正な出生登録が確定した件数ではありません。地方行政局が2012年から2026年までのデータを遡って調査し、「父親がタイ人、母親が外国人」などの条件から、さらに事実関係を確認する必要があるとして抽出した案件です。

問題となっているのは、実際の父親ではないタイ人男性を父親として出生登録する、いわゆる「พ่อทิพย์(ポー・ティップ)」などの手口です。虚偽の出生登録を通じて、外国人の子どもがタイ国籍を不正に取得することにつながる可能性があるとして、関係当局が調査を進めています。

バンコク都が2017年から2026年までの出生登録を調べたところ、29区で879件が確認対象となりました。このうち27件については虚偽の登録だったとして出生証明書が抹消され、810件については引き続き調査が行われています。

調査では、保護者への聞き取りやDNA検査なども行われており、一部では虚偽登録を認めたケースもあるとされています。

また、区役所職員が関係した可能性についても調査が進められています。3~4区の職員が対象となっており、トンブリー区では関係が疑われる職員について職務から外したうえで調査が行われています。

私立病院にも調査が広がっています。疑わしい出生登録との関連から私立病院10カ所が調査対象となっており、このうちトンブリー区の私立病院1カ所では約160件の疑わしいケースが確認されているとされています。

下院公衆衛生委員会は、出生情報を電子システムで共有し、行政機関が確認しやすくする仕組みの整備を求めています。また、親子関係に疑義があるなどリスクの高いケースについては、DNA検査を行うための明確な基準を設けることも提案しました。

委員会側は、虚偽の出生登録によってタイ国籍を取得した子どもが成長すれば、将来的に土地などの資産を保有できるようになる可能性もあるとして、保健当局や警察に対し調査を加速するよう求めています。

今後、1万件を超える確認対象について個別の調査が進められ、実際に虚偽や不正があったケースの特定が進む見通しです。

※出典
ฐานเศรษฐกิจ「กมธ.จี้“สธ.-ตำรวจ”เร่งสอบพ่อแม่ทิพย์ พบเคสต้องสงสัยกว่า 1 หมื่นราย」
Post Today「กมธ.สาธารณสุขจี้ตรวจปม “พ่อแม่ทิพย์” ชงบังคับตรวจดีเอ็นเอ」
Post Today「“สกลธี” จี้ “รมว.สธ.” ทำงานเชิงรุก! ปมพ่อแม่ทิพย์ เสนอตรวจ DNA」
กรุงเทพธุรกิจ「“สกลธี” จี้ ‘สธ.-ตร.’ ทำงานเชิงรุก ลุยล้างขบวนการ ‘พ่อทิพย์’」