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バンコク都市鉄道、1回最大45バーツへ 共通運賃を2027年1月1日開始目標

2026年8月17日 配信

タイ運輸省は、バンコク首都圏の都市鉄道について、共通乗車システムに参加する路線の初乗り運賃を最大17バーツ、1回の移動にかかる運賃を最大45バーツとする共通運賃制度を、2027年1月1日から開始することを目指しています。異なる路線へ乗り換える際の初乗り運賃の重複を減らす仕組みで、関連手続きを2026年11月までに進め、12月にEMV決済システムの試験を行う予定です。タイ政府広報局が8月17日に伝えました。

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初乗り最大17バーツ、1回最大45バーツ

共通運賃制度の対象となるのは、バンコクと周辺県で共通乗車システムに参加する都市鉄道路線です。

運輸省が示している仕組みでは、初乗り運賃を最大17バーツとし、1回の移動にかかる合計運賃を最大45バーツとします。

特に大きいのが乗り換え時の扱いです。現在は異なる路線や事業者をまたぐことで初乗り部分が重複するケースがありますが、新制度では一定の条件のもとで、この重複を減らす仕組みを導入します。

2026年12月にEMVシステムを試験

制度開始に向け、運輸省は共通乗車システム管理法に基づく省令や告示などの整備を進めています。

8月14日に開かれた共通乗車システム政策委員会では、関連する下位法令案10件を承認しました。今後は各鉄道事業者やコンセッション事業者との間で、運賃体系や収入の配分、制度参加に必要な条件などについて協議します。

こうした準備を2026年11月までに進め、その後、12月からEMVシステムの試験を行う計画です。予定通り進めば、2027年1月1日に共通運賃制度がスタートします。

クレジットカードなどを利用するEMV方式

EMVは、対応するクレジットカードやデビットカードなどを改札機の読み取り機にタッチして運賃を支払う仕組みです。

運輸省は、複数の鉄道路線をまたいで利用した場合の運賃をまとめて管理・精算するため、中央収入管理システム(Central Clearing House=CCH)の準備も進めています。

路線ごとに異なる事業者へ運賃を適切に配分するための仕組みで、運輸省は財務省とも運営方法について協議する方針です。

対象はタイ国籍者を想定

Matichonによると、17~45バーツの共通運賃措置については、タイ国籍者を対象とする方向で準備されています。

本人確認が可能なEMVカードを利用する仕組みが想定されており、詳細については今後さらに詰められます。

そのため、タイを訪れる外国人旅行者や在住外国人にも一律で「最大45バーツ」が適用されると決まったわけではありません。

グリーンラインとゴールドラインも協議

バンコク都が関係するグリーンラインとゴールドラインについても、制度への対応に向けた協議が進められています。

特にEMV対応のカードリーダーを改札に設置し、制度開始時の利用者増加に対応できるよう準備することが検討されています。

運輸省側の試算では、運賃引き下げによって鉄道利用者が30%以上増える可能性もあるとされています。

6月に承認された方針を具体化

今回初めて「最大45バーツ」という案が出たわけではありません。

タイ政府は2026年6月23日の閣議で共通運賃制度に関する方針を承認しており、今回の動きは、2027年1月1日の実施に向けて法制度、運賃精算、EMVシステムなどの具体的な準備を進めるものです。

今後は参加する路線や利用条件、タイ国籍者の本人確認方法など、実際の利用に関わる詳細がどこまで具体化するかが注目されます。

※出典
タイ政府広報局「คมนาคมเดินหน้าลดค่าครองชีพ ปฏิรูประบบตั๋วร่วม ค่าโดยสารรถไฟฟ้าสูงสุดไม่เกิน 45 บาท ตั้งเป้าให้บริการ 1 มกราคม 2570」
Matichon「ธันวาคมนี้ ได้ทดลองใช้ระบบ EMV ก่อนเปิดตั๋วร่วม 17-45 บาท ดีเดย์ 1 ม.ค.70」