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タイ・エアアジア(Thai AirAsia)の親会社Asia Aviation Public Company Limited(AAV)は2026年8月14日、2026年第2四半期(4~6月)の純損失が23億2,600万バーツになったと発表しました。前年同期は2億1,400万バーツの純利益を計上しており、赤字へ転落しました。航空券収入は伸びたものの、ジェット燃料価格の急騰が収益を大きく圧迫しました。
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AAVによると、2026年第2四半期の売上高(販売・サービス収入)は前年同期比2%増の100億4,600万バーツとなりました。このうち航空券収入は6%増の85億7,500万バーツでした。
一方で、最終的には23億2,600万バーツの純損失を計上しました。この中には2億9,300万バーツの為替差損が含まれています。為替の影響などを除いた中核事業ベースでも20億9,100万バーツの損失となりました。
前年同期の2025年第2四半期は2億1,400万バーツの純利益を計上していました。ただし当時は13億2,400万バーツの為替差益が利益を押し上げており、為替の影響を除くと8億4,500万バーツの中核損失でした。今回の決算では、本業ベースの損失も大きく拡大した形です。
今回の業績を大きく圧迫したのが燃料価格です。
AAVによると、第2四半期のジェット燃料価格は前年同期比124%上昇し、1バレル183米ドルに達しました。これにより燃料費は前年同期比43%増の約50億バーツに膨らみました。
タイ・エアアジアは燃料高への対応として平均運賃を前年同期比27%引き上げましたが、同社によると、これによって吸収できた燃料価格上昇分は約半分にとどまりました。
販売・一般管理費を17%、人件費を12%それぞれ削減するなど燃料以外のコスト削減も進めましたが、燃料費の急増を補うには至りませんでした。
タイ・エアアジアは、需要が比較的弱い時期に合わせて供給を調整しました。
第2四半期の供給座席数は前年同期比13%減の514万席。利用者数は403万人で、搭乗率は78%となりました。国内線の搭乗率は80%で、タイ国内航空市場では37%のシェアを確保したとしています。
平均運賃を27%引き上げながら一定の旅客需要を維持した一方、燃料価格上昇によるコスト負担の大きさが収益面で重くのしかかりました。
運航面では改善もみられ、定時運航率は前年同期の85%から88%に上昇しました。
AAVは2026年第1四半期(1~3月)には8億4,060万バーツの純利益を計上していました。本業ベースの利益は16億5,170万バーツに達していましたが、約10億1,380万バーツの為替差損によって最終利益が圧縮されていました。
これに対して第2四半期は、本業ベースでも20億バーツを超える損失となりました。
2026年上半期(1~6月)を通してみると、中核事業ベースでは4億4,000万バーツの損失となっています。
AAVとタイ・エアアジアのCEO、Phairat Pornpathananangoon氏は、2026年下半期について、ピーク時から燃料価格が安定することを見込んでいると説明しています。
第3四半期までは座席供給を慎重に管理し、旅行需要が高まる第4四半期には運航機材を52機まで増やす計画です。運休していた一部国際線を再開するとともに、バンコクのドンムアン空港とスワンナプーム空港を拠点とする路線の増便も進める方針です。
また、第3四半期に必要となる燃料の13%については、1バレル89米ドルで価格を固定済みとしています。年末の旅行ハイシーズンに向けて需要を取り込み、第4四半期の黒字回復を目指します。
なお、今回の決算を発表したAAVは、タイ国内線や近距離国際線などを運航するタイ・エアアジア(航空会社コードFD)の親会社です。日本とタイを結ぶ長距離路線などを運航するタイ・エアアジアX(XJ)とは別会社です。
※出典
AirAsia Newsroom-AAV Announces Financial Results Second Quarter 2026
AirAsia Newsroom-AAV FINANCIAL RESULTS FOR THE SECOND QUARTER OF THE FINANCIAL YEAR 2025
AirAsia Newsroom-AAV Announces Financial Results for the First Quarter of 2026
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