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在タイ・オランダ大使館は2026年5月19日、欧州連合(EU)がタイ国籍者向けに導入した新たなシェンゲンビザ制度「Visa Cascade」について、SNSを通じて詳細を案内しました。対象となるのは、タイ在住で短期シェンゲンビザを申請するタイ国籍者。過去のビザ利用履歴が良好で、過去のビザを適法に利用している場合、複数回入国可能なマルチプルビザを段階的に取得しやすくなるとしています。
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案内によると、
・過去2年以内にシェンゲンビザを1回取得し適法に利用
→ 1年間有効のマルチプルビザ取得対象となる可能性
・過去3年以内に1年間有効のマルチプルビザを適法利用
→ 2年間有効のマルチプルビザ取得対象となる可能性
・過去4年以内に2年間有効のマルチプルビザを適法利用
→ 5年間有効のマルチプルビザ取得対象となる可能性
と、段階的にビザの有効期間が拡大されます。
一方で、オランダ大使館は「これはビザ免除ではない」と改めて強調。タイ国籍者は引き続き通常のシェンゲンビザ申請が必要で、既存の申請条件も維持されます。
また、すべての申請はオランダ・ハーグで個別審査され、ビザの有効期間はパスポート残存期間や審査結果によって決定されると説明しています。
さらに、マルチプルビザを取得した場合でも、短期滞在ルール自体は変更されず、「180日間のうち最大90日間まで」というシェンゲン圏の滞在制限は引き続き適用されます。
EUは今回の制度について、渡航履歴が良好な頻繁な旅行者に対し、ビザ発給を「より簡単に、透明性高く、予測可能にする」ことを目的としているとしています。
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