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タイ気象局(TMD)と保健省保健局は、ヒートインデックス(体感温度)が最大で52度に達する可能性があるとして、国民に強い警戒を呼びかけています。ヒートインデックスは気温と湿度から算出される指標で、実際に人が感じる暑さを示すものであり、数値が高くなるほど健康への影響も深刻になります。2026年3月25日に各報道が伝えています。
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発表によると、52度以上は4段階の警戒レベルの中で最も高い「極めて危険」に分類され、この水準では激しい運動をしていなくても、体温調節機能が正常に働かなくなり、熱中症や熱射病に至るリスクが高まるとされています。
こうした中、タイ気象局が公表した3月24日の国内最高気温では、北部ランパーン県ムアン郡で40.8度を記録しました。さらに、チェンライ県ムアン郡で39.0度、中部ナコンサワン県ムアン郡で38.9度、東部サケーオ県アランヤプラテート郡で37.8度、中部アユタヤ県で38.3度、北部スコータイ県で38.0度、バンコク首都圏でも38.0度と、広い範囲で厳しい暑さとなっています。
タイの暑季は、湿度が60〜75%程度まで上昇することが多く、気温が36度程度でも体感温度が50度を超えるケースがあるとされています。このため当局は、気温だけでなくヒートインデックスを基準に暑さを判断する必要があるとしています。
また、熱による健康被害は段階的に進行し、初期には筋肉のけいれんや大量の発汗、倦怠感などが現れ、続いてめまいや吐き気を伴う熱疲労、さらに重症化すると意識障害を伴う熱射病へと進行する可能性があります。熱射病は短時間で命に関わる危険な状態に至ることもあるとされています。
特に高齢者、乳幼児、心疾患や糖尿病などの持病がある人、屋外で長時間作業を行う労働者はリスクが高く、十分な注意が必要です。さらに、換気が不十分な住宅やエアコンのない環境では、夜間でも気温が下がりにくく、体への負担が蓄積しやすいと指摘されています。
タイでは近年、熱中症による死亡例も増加傾向にあり、当局は極端な暑さを新たな公衆衛生上のリスクと位置付けています。水分や電解質の補給、直射日光を避けた行動、体調の変化への早期対応など、基本的な対策の徹底が求められています。
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