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タイ運輸省道路局は2026年1月20日、バンコク南部のラマ2通りで発生した高架道路(都市間高速道路82号線:バンクンティアン〜エカチャイ〜バーンペーオ)建設現場における、橋梁架設用鋼構造物(Launching Gantry:LG)の倒壊事故について、現場処理の進捗を明らかにしました。タイ政府メディアNBT Connextが伝えています。
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道路局は、タイ工学会(EIT)および施工会社と合同で特別作業チームを設置。厳格な工学基準と安全計画に基づき、撤去作業を進めています。最新の作業では、主要な鋼トラス(メイントラス)をすべて地上へ降ろすことに成功しました。現在は作業班を2班に分け、搬出しやすい大きさに切断する工程を急いでいます。交通への影響を抑えるため、高速道路警察や地元機関が交通整理に協力しています。
一方、同日午前11時ごろ、ガス切断作業中の火花が、瓦礫に挟まれていた冷蔵設備付きピックアップ車に引火する火災が発生しました。車内には燃えやすい発泡材があったとされます。現場の救助隊が消火器4本で初期対応を行い、消防隊が引き継いで約30分後に鎮火。負傷者や死者は確認されていません。再発防止策として、火花が生じやすい箇所への散水を実施しています。
また、道路局とEITの専門家は、周辺構造物の安全性評価も並行して実施。影響が懸念される高架構造2区間と、未接合のター・チーン川横断橋の一部について、詳細な工学的分析を進めています。今後、具体的な作業計画を策定し、EITの助言を受けたうえで次の工程に移る方針です。
事故原因については、運輸省と道路局の事実調査委員会が、LG落下の工学的要因に関する仮説評価を進めており、関連資料や証拠の収集を急いでいます。
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