タイ陸運局、タカタ製エアバッグ搭載車50万台超に無償交換を呼びかけ

タイ陸運局は、タカタ製エアバッグを搭載した自動車について、全国のサービスセンターで無償交換を受けるよう、ドライバーに注意を呼びかけています。対象となる車両は50万台を超えるとされています。2025年12月21日にタイ政府メディアNBT Connextが伝えています。

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陸運局によりますと、車両が縁石などに衝突した際、タカタ製エアバッグの異常作動により金属片が飛散し、運転者が死亡する事故が確認されました。同様の不具合は、タイ国内外の複数の車種で報告されています。

このため、陸運局はタイ自動車工業会および14以上の自動車メーカーと連携し、エアバッグの点検・交換を行うリコール（回収・改修）プロジェクトを実施しています。交換が必要とされる車両は約60万台にのぼりますが、これまでに対応が完了したのは約10万台にとどまり、現在も50万台以上が未対応のままとなっています。

陸運局は安全確保のため、対象車両の所有者に早急な確認と交換対応を求めています。対象かどうかは、専用サイトでの確認、陸運局での登録手続き時の領収書記載内容、車検時の点検結果、または陸運局や自動車メーカーから送付される通知書によって確認できます。

当局は、重大事故を防ぐため、該当する場合は速やかに無償交換を受けるよう呼びかけています。