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タイ、午後のアルコール飲料販売禁止を180日間試験的に解除

2025年12月4日 配信

タイ政府は2025年12月3日、午後2時から5時までの酒類販売を禁止する従来の規制について、180日間の試験的な緩和措置を開始しました。販売実態や社会への影響を検証した上で、将来的な方針を決定するとしています。

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政府関係者によると、この措置は現在の生活環境や観光業の状況に合わせて制度を見直す必要があるとの判断から実施されました。一部の専門家や事業者からは、午後の販売禁止が小規模店舗での違法販売を誘発しているとの声も出ていました。

一方で、公衆衛生当局の関係者は、勤務時間帯の飲酒増加や管理の難しさを懸念しており、今回の緩和は「試験期間を設けて慎重に判断する」ための妥協策とされています。

官報では12月2日付で、この試験措置の開始が正式に告示されました。試験期間中、関係機関は酒類販売状況に加え、交通事故、犯罪発生、健康被害などのデータを特に観光地を中心に継続的に収集します。

また、観光業界からはナイトライフ活性化のため、深夜営業のさらなる延長を求める意見もありますが、飲酒運転事故が特定の深夜時間帯に集中しているとの理由から、保健当局は大幅な延長には慎重な姿勢を示しています。

現行法では、許可時間外に娯楽施設で飲酒した場合、最高1万バーツの罰金が科されることになっています。

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