アメリカ人男性がクラビのリゾートで死亡　右腕に深い傷、事故の可能性も

タイ南部クラビ県アオナン地区のリゾート施設で2025年11月23日、アメリカ人男性が室内で死亡しているのが見つかりました。警察や法医学医などが現場を確認し、詳しい状況を調べています。各報道が伝えています。

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事件が発覚したのは同日13時頃。リゾート従業員が部屋の呼びかけに応じがなかったことを不審に思い、施錠されていなかったドアを開けたところ、室内で男性が倒れているのを発見しました。

警察によると、死亡していたのは45歳のアメリカ国籍の男性で、床には多量の血液が残っていました。男性の右脇付近には鋭利なもので切られた深い傷があり、主要血管を損傷していたとみられます。死亡からおよそ8時間以上が経過していたと推定されています。

室内では割れて鋭くなった飲料用グラスが1つ見つかっており、捜査当局は男性が転倒した際に破片で腕を切った可能性もあるとみています。一方、部屋には争った形跡や物色された跡はなく、パソコン、携帯電話、パスポート、荷物などの所持品はすべて残ったままでした。

リゾート側によると、男性は11月13日から単独で宿泊しており、前夜には一人で外出して酒を飲んでいたという証言もあります。翌日の昼になっても姿を見せなかったため安否確認を行ったところ、死亡が発見されました。

警察は遺体を病院に移送し、司法解剖によって死因を詳しく調べるとしています。また、在タイ米国大使館を通じて家族への連絡を行う予定です。