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バンコク都は2025年11月5日の夜、ロイクラトン当日にチャオプラヤー川でクラトン(灯籠)の回収作業を行ったと発表しました。都幹部らがプラポックラオ橋下の現場を訪れ、作業にあたる職員を激励しました。回収されたクラトンは環境に配慮した形で処理され、天然素材のものは堆肥に、発泡スチロール製のものは埋め立てによって処分する予定です。
担当者によりますと、今年のクラトンの総数は前年より少なくなる見込みです。昨年はおよそ51万4千個が回収され、そのうち約98%が生分解性素材で、発泡スチロール製は2%未満でした。今年もほぼ同じ割合になると予想されています。また、釘を使わないクラトンが増えており、作業員の怪我のリスクが下がったことも特徴だとしています。
バンコク都は、環境に優しい参加方法としてオンラインでの「バーチャル献灯」を受け付けており、午後8時30分の時点でおよそ2万件が登録されました。一方、実際にクラトンを流す場合でも、発泡スチロール製やパンで作られたクラトンの使用は控えるよう求めています。パン製のクラトンは見た目が華やかですが、水質悪化を招く原因になるため、今年も注意が呼びかけられました。
回収作業はラマ8世橋からラマ9世橋まで、約15キロの区間で実施されています。船やトラックを使った大規模な作業となっており、翌朝には正確な回収数が発表される予定です。バンコク都は、都民が安全に祭りを楽しむとともに、環境保護にも引き続き協力してほしいとしています。
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