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海外の旅行保険比較サイト「Compare the Market Australia」が2025年10月22日に公表した最新の調査によると、世界の主要観光都市の中で、観光客がスリや詐欺行為に遭う可能性が最も高い都市として、タイのバンコクが1位に選ばれました。続いてパリ(フランス)、プラハ(チェコ)、上海(中国)、アーグラ(インド)が上位となりました。
調査では、各都市の人気観光地に投稿されたオンラインレビューを分析し、「pickpocket(スリ)」「stolen(盗まれた)」「scam(詐欺)」などのキーワードが登場する割合を算出。さらに、住民や旅行者が感じる安全指数のデータも組み合わせ、総合的なスコアとして評価しています。
バンコクは、観光関連レビューに占める被害を示すキーワードの言及率が高かったことから、総合スコアで1位となりました。ただし、この調査は“実際の犯罪件数”ではなく、“レビューに現れた言及”をもとにしたものです。そのため、同じ都市でもエリアや状況によって安全性は異なります。
一方で、バンコクは年間を通じて多くの旅行者が訪れるアジア屈指の観光地であり、寺院、ナイトマーケット、リバーツアーなど多彩な人気スポットが世界中から愛されています。専門家からは「観光規模が大きい都市ほど、注意喚起が多く見られやすい」という指摘もあります。
旅行者に対しては、スマートフォンや財布を露出して持ち歩かない、目立つアクセサリーをつけない、大きな現金を持ち歩かないなどの基本的な対策が推奨されています。
■Compare the Market Australia(「Tourist pickpocket and scam hotspots」
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