タイは「超高齢社会」入りへ、人生40歳からを考えるイベント開催

タイはまもなく、人口の5人に1人以上が60歳を超える「超高齢社会」に突入します。高齢化の進行は、医療費の増大や家計債務の上昇、さらには高齢者の孤立といった深刻な社会課題をもたらしています。
また、多くの中年層が「サンドイッチ世代」と呼ばれ、親の介護と子育てを同時に担いながら、自身の経済的安定を確保するという重責を負っています。2025年10月17日にタイ政府メディアNNTが伝えています。

こうした状況を踏まえ、人生後半をより充実したものにするためのイベント「Life Fest 40+: Know Better, Live Smarter」が開催されます。このイベントは、40歳以降の生き方を「Wealth（資産）」「Health（健康）」「Mind（心）」「Living（住まい）」「Digital（デジタル）」の5つの側面から見直し、学びと体験を通じて備えることを目的としています。

会場では、専門家による講演や参加型展示を通じて、債務管理、老後資金の計画、健康維持、住まいの安全性向上など、実生活に直結するテーマを分かりやすく学べます。また、「Life Exhibition」では、人生を前向きに変化させた人々の実例を紹介。さらに「Talk Stage」には50名以上の専門家が登壇し、健康や資産形成の実践的なアドバイスを共有します。

加えて、医療専門家による無料の健康チェックも実施され、心身の状態を知る貴重な機会となります。

「Life Fest 40+: Know Better, Live Smarter」は、2025年10月17日から19日まで、バンコクのセントラルワールド7階「PULSE」で開催。開場時間は10時30分から20時まで、入場無料です。事前登録は公式サイト（https://lifefest.in.th/register）で受け付けています。最新情報はFacebookページ「Life Fest」で確認できます。