カンボジアで倒れていた24歳のタイ人男性が死亡、病院が治療を拒否

カンボジアで体調を崩して路上に倒れていたタイ人男性が、現地の病院で治療を拒否され死亡したことが2025年10月7日に明らかになりました。各報道が伝えています。

海外で困窮するタイ人を支援する民間団体によりますと、男性はカンボジア国内の商業ビル前で腹痛を訴えて倒れているところを発見され、病院に搬送されたものの、所持金や身分証明書がなかったため治療を受けられなかったということです。

男性はタイ南部ナコンシータンマラート県出身の24歳で、これまで船上シェフとして海外を転々としながら働いていたとみられます。家族によると、仕事の都合でしばらく連絡が取れない状態が続いており、SNSで倒れている写真を見て初めて状況を知ったと話しています。

支援団体では、男性が契約終了後に知人の誘いでカンボジアへ渡航し、何らかのトラブルに巻き込まれて金銭や身分証を失った可能性があるとみています。