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プーケット、11月からボートタクシー試験運行~空港と島内14地点を結び所要時間を大幅短縮

2025年9月14日 配信

タイ南部プーケットで、道路渋滞の緩和と観光振興を目的とした「ボートタクシー」サービスの試験運行が2025年11月から開始されます。



ルートと所要時間

プーケット国際空港近くのシリナート国立公園を出発し、西海岸を南下してパトン、カロン、カタ、ナイハーンなどの主要ビーチを経由するルートです。全長は約31キロ(16.7海里)、空港からパトンまでは船で約40分、車で1時間以上かかる区間を大幅に短縮できる見込みです。

停留所候補地

予備調査で選定された浮桟橋の候補地は14カ所にのぼり、以下の主要ビーチが含まれています。

ナイヤンビーチ
ナイトンビーチ
バンタオビーチ
カマラビーチ
パトンビーチ
カロンビーチ
カタビーチ
ナイハーンビーチ

環境に配慮した浮桟橋が設置される予定で、海底や海洋生態系に影響を与えない構造が検討されています。

観光と環境の両立

今回のプロジェクトは国立公園・野生動植物・植物保全局(DNP)とプーケット県が共同で推進し、9月12日にMOUが署名されました。運行は観光シーズンである11月から翌年4月までに限定され、モンスーン期は安全上の理由から休止されます。

プーケット県知事は「ボートタクシーは道路渋滞の解消と観光客の利便性向上につながり、プーケットをスマートシティとして発展させる取り組みでもある」とコメントしています。

今後の見通し

港湾事務所所長は「ボートタクシーは単なる交通手段にとどまらず、プーケットの公共交通システムを変革し、持続可能な観光地としての地位をさらに高めるだろう」と述べました。

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