キャノンボールクラゲの食用に注意呼びかけ

タイ当局は2025年8月28日、キャノンボールクラゲ（学名 Stomolophus meleagris）を食用とする際には十分な注意が必要だと呼びかけました。

キャノンボールクラゲは、丸い弾丸のような形をしており、白色から赤褐色を帯びた色合いを持つのが特徴です。低カロリーでコラーゲンやミネラルを含む一方、強い塩分やわずかな毒性があり、体質によってはアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。

当局によると、加工や調理によって毒性は弱まり、適切に処理すれば食用可能とされています。ただし、初めて食べる場合はごく少量を試し、約30分間は体調の変化を観察することが推奨されています。発疹やかゆみ、口周りの異常が出た場合には摂取を控え、必要に応じて医師の診断を受けるよう注意を呼びかけています。

さらに、調理前には流水で何度も洗い、しっかりと塩分を抜いたうえで加熱することが重要です。また、牛乳、炭酸飲料、アルコール、カフェイン飲料との同時摂取は、下痢や吐き気、アレルギー反応を助長する可能性があるとして避けるよう求めています。