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タイでは新学期を迎え、小柄な子どもたちが大きな通学カバンを背負って歩く姿が目立っています。こうした状況に対し、マヒドン大学のアディサック准教授が「子どもの健康に深刻な影響を及ぼす恐れがある」と警鐘を鳴らしました。Thai PBSが2025年7月2日に伝えています。
特に問題視されているのは、体に対して重すぎるリュックの使用です。理想的には、子どもの体重の10%以内に抑えるのが望ましく、たとえば20キロの児童ならリュックの重さは2キロ以下が適切。ところが実際には、教科書や水筒、文具などで3キロを超えることも少なくないのだとか。
過剰な荷重は姿勢を崩し、肩や背中、腰などに慢性的な痛みを引き起こす可能性があります。成長期の骨格に悪影響を及ぼし、将来の腰痛や側弯症のリスクにもつながるといいます。
対策としては、キャリーバッグの活用や、学校にロッカーを設けて荷物を保管できる環境を整えること、また家庭では親がカバンの中身をチェックして必要なものだけを持たせることが勧められています。
アディサック准教授は「通学カバンの重さにも日常的な注意が必要です。親子で“荷物が重すぎないか”という対話を日課にしてほしい」と呼びかけています。
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