タクシー料金支払い拒否、若い女性が“体で払う”と提案～運転手が警察に通報

タイ東北部ウドンタニ県で、配車サービスを利用した23歳の女性が運転手に対し、運賃を支払う代わりに性的関係を持ちかける騒動がありました。2025年6月27日の各報道が伝えています。

警察によると、女性は配車アプリを通じてバイクタクシーを呼び、運賃40バーツで目的地のアパートまで送ってもらいました。しかし到着後、料金を支払わず、代わりに運転手を部屋に誘い、性的関係を求めたといいます。

運転手は支払いを拒否されたうえ、部屋に誘われたことに不審を抱き、警察に通報。女性はそのまま部屋に入り、外に出てこなかったものの、男性にメッセージで「入ってきて」と誘い続けていたといいます。その後、別の男性が部屋から現れ、運賃を女性の代わりに支払いました。

警察が現場で調査を行ったところ、部屋の中には当該女性と29歳の男性がいました。男性は「この女性とは面識がなく、気の毒に思って代金を立て替えた。部屋に住まわせるつもりはない」と証言。

一方の女性は「お金がなかったので男性に頼んで払ってもらった。運転手を部屋に誘ったのはただ一緒に遊びたかっただけ。私は独身で人懐っこい性格。薬物も使用していない」と話しました。

その後、警察は女性を親族のもとへ送り届けました。迎えに出た72歳の祖母は「この子は過去に薬物使用の問題があり、精神的にも不安定。病院で治療を受けさせたこともあるが改善しなかった。両親は別々に暮らしており、父親はナコーンラーチャシーマーに、母親は薬物関連の服役中」と話しています。

警察は事件の詳細をさらに調査するとともに、女性の今後の支援についても検討するとしています。