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社会保険加入者の中絶が公的医療機関で可能に、費用は無料

2025年6月24日 配信

タイ社会保険事務所(SSO)は、社会保険に加入している女性が、保健省に登録された医療機関において、安全かつ合法的に妊娠中絶を受けられる制度を整備しています。これは2021年に改正された刑法第305条に基づくもので、妊娠12週以内であれば、認可された医師による中絶が合法とされています。



社会保険事務所の事務局長は2025年6月23日、「妊娠の継続が難しい女性に対し、社会保険制度のもとで医療的に安全な中絶サービスを提供することは重要な支援です」と述べ、対象となる加入者が医療費を負担することなくサービスを受けられることを改めて強調しました。

この中絶サービスは、「疾病給付」の一部として扱われ、認可を受けた医療機関において行われるものです。必要に応じて、医師による診察・評価が実施され、その結果に基づいて保険適用が判断されます。

タイ国籍を持つ社会保険加入者は、登録された病院で通常の保険サービスと同様に、中絶手術を含む必要な処置を無料で受けることが可能です。一方、外国籍の加入者についても、医療機関での診察と説明を受けたうえで、自己負担によるサービス提供が認められています。

また、国家医療保障事務所(NHSO)からも予算が割り当てられており、この中絶支援は健康増進・病気予防・入院治療などの予算項目から賄われ、すべてのタイ国民に対して制度の違いを問わず提供されています。

対象となる医療機関は保健省の規定に基づいて登録されており、詳細は社会保険事務所の公式ウェブサイトまたは情報センター(ホットライン1506)で案内されています。

 

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