パタヤで韓国人男が元恋人のタイ人女性を監禁、銃で脅迫して暴行～嫉妬が引き金に

タイ東部チョンブリー県パタヤ市で2025年6月16日夜、韓国人の男（27歳）が元交際相手であるタイ人女性を監禁し、銃で脅す事件が発生しました。現場はパタヤ中心部にあるネイルサロンで、女性が店内の部屋に閉じ込められていたとの通報を受け、警察が出動しました。 

通報を受けたパタヤ警察署の警察官らが建物を包囲。しかし、容疑者の男は警察の動きに気付き、2階のバルコニーから飛び降りて逃走。手には拳銃を持っており、警察は周囲の市民に避難を呼びかけつつ、慎重に追跡を行いました。

その後、店内から救出されたのは28歳のタイ人女性で、このネイルサロンの経営者。女性は身体に打撲を負い、精神的にも動揺しており、約24時間にわたり部屋に監禁されていたと話しています。容疑者は彼女の元恋人である韓国人の27歳の男で、事件当時、携帯電話を取り上げて自由を奪い、銃で脅しながら暴行を加えていたとされます。

女性によると、容疑者はどこかから銃を入手しており、それを用いて脅迫行為を行ったとのこと。現在、女性は中国人男性と交際しており、それを知った容疑者が激しく嫉妬して事件を起こしたものとみられています。夜になって容疑者から携帯電話を返された女性は、すぐに友人に連絡を取り、警察へ通報へと繋がりました。

警察は通報から数時間後、現場から約500メートル離れた場所で容疑者を確保。捜査の結果、現場近くの部屋からはシグ・ザウエル P320型拳銃と15発の実弾入りマガジンが発見されました。

現在、警察は容疑者を取り調べるとともに、押収された銃の出所や所有者の特定を進めています。今後、関連する法的手続きが行われる予定です。