スワンナプーム空港、エスカレーター自動停止　「安全装置作動、けが人なし」

スワンナプーム国際空港は、2025年6月11日午後11時ごろに、サテライト1（SAT-1）搭乗棟へ向かうエスカレーターが突如停止した件について、安全装置が作動したことによる自動停止であり、けが人はいなかったと発表しました。

このエスカレーターは、空港内のAPM鉄道駅とサテライト棟を結ぶ連絡通路に設置されており、SNS上では停止の様子を捉えた動画が拡散されていました。

空港によると、機械を点検した結果、ネジの頭部分が折れてステップの内部に挟まったことで機構に異常が発生し、安全確保のため自動停止機能が作動したとのことです。

現場では直ちに対象エスカレーターの運転を停止し、保守を担当する日立エレベーター（タイランド）社が調査と修理を行いました。作業中も並行して設置されたもう1基のエスカレーターが通常通り稼働していたため、利用者への影響はありませんでした。

現在は修理と安全確認が完了し、通常運転を再開しています。

空港側は、すべての機器について厳格な点検・保守を24時間体制で実施しており、今後も利用者の安全を最優先に取り組んでいくとしています。