ロンリープラネット新刊でバンコクがLGBTQ+旅行先に選出

世界的な旅行ガイドブック出版社「ロンリープラネット」は、LGBTQ+旅行者に向けた新刊『The LGBTQ+ Travel Guide』を発表しました。このガイドでは、安全で多様性を尊重する世界の旅行先50カ所が紹介されており、その中でタイの首都バンコクが、東南アジアにおける注目の目的地として選ばれました。

本書の著者は、旅行ライターのAlicia Valenskiさんです。ガイドでは、各地の文化的背景や安全情報、地域コミュニティに関する知見など、LGBTQ+旅行者にとって役立つ実用的なアドバイスが掲載されています。

バンコクについては、ラグジュアリーなホテル、多彩なナイトライフ、LGBTQ+フレンドリーな地域コミュニティスペースが融合した活気ある都市として紹介されています。特に、ドラァグショーや歓迎ムードのあるバー、豊かな食文化が魅力として挙げられています。

2024年にタイで結婚の平等が法的に認められたことも、同国のLGBTQ+に対する寛容さを示す出来事として評価されており、2003年の同性間性行為の非犯罪化以降、タイはアジア地域におけるLGBTQ+権利のリーダーとして存在感を高めています。

ガイドではまた、LGBTQ+旅行者が直面する可能性のある課題についても取り上げられており、文化的な背景の理解や安全に関するアドバイスも掲載されています。内容は実体験や地域の声を重視した構成となっており、LGBTQ+旅行者のニーズに寄り添ったものとなっています。

全240ページにわたるこのガイドには、世界5大陸にわたる宿泊施設やレストラン、旅程の提案などが含まれています。バンコクは、アムステルダム、リスボン、メルボルンといった世界有数の都市と並び、選りすぐりの旅行先として紹介されています。タイの常夏のビーチやカラフルな祭り、温かなおもてなしは、LGBTQ+旅行者にとって一年を通じて魅力的な旅先となっています。