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バンコク東部ミンブリー区にある小規模な寺院に対し、タイ警察が2025年5月27日、住民からの通報を受けて捜索を行いました。通報では「僧侶が宗教活動をせず、薬物依存の若者が出入りしている」との声が上がっていました。
問題の寺には7~8人の僧侶が暮らしていましたが、2年以上にわたり一般の信者が訪れる姿は見られず、読経や法要といった活動も確認されていませんでした。唯一の活動は早朝の托鉢のみで、一部の僧侶は自家用車や三輪バイクで出かける姿が目撃されていました。
警察は内偵のため捜査員を“仕事を失った青年”に扮して潜入させたところ、寺では毎朝の托鉢を目的に運転手として雇われるなど、宗教とは無関係な実態が浮かび上がりました。また、寺にはカンボジア国籍の僧侶4人が滞在しており、仏教儀式への参加は確認されず、経文も不正確なまま施しを受けていたといいます。
警察は今後、関係機関と連携し、寺の運営実態に対する調査と必要な対応を進める方針です。
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