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タイでは依然としてオンライン詐欺の被害が後を絶ちません。なぜ人々は何度も騙されてしまうのでしょうか?
タイ警察中央捜査局(CIB)は、心理面・社会構造・技術的側面から、その理由を5つに分けて解説しています。
タイ人には「気を使う」「断るのが苦手」といった国民性が根付いています。特に相手が“警察”や“役所の職員”を名乗る場合、疑問を抱きつつも指示に従ってしまう傾向があるといいます。
高齢者層を中心に、インターネットやスマートフォンの仕組みに詳しくない人々は、「本物と偽物の区別がつかない」状態になりやすく、詐欺サイトや偽メールに引っかかってしまう危険があります。
「高収入の仕事」「賞金が当たった」「低金利ローン」――生活に困窮している人にとっては、そんな“うまい話”が魅力的に映ってしまいます。冷静な判断を失ったとき、詐欺師の手口は一層効果を増します。
詐欺師たちはAIやディープフェイク、偽装サイトなど最新技術を巧みに駆使します。一方で一般市民はそのスピードに追いつけず、基本的な防衛手段すら知らないケースも。SNSやメッセージアプリの安全対策も十分とは言えません。
SNS時代の典型的な落とし穴です。情報の真偽を確かめず、友人からのシェアや“いいね”の多さで信用してしまう…。詐欺師はこうした“ソーシャル・プルーフ”を逆手に取り、より信頼されるような見せかけで人々を騙します。
警察は改めて「知らない相手からの電話やリンクには十分注意し、怪しいと感じたらすぐに家族や警察に相談を」と呼びかけています。
日本人にも当てはまるかも?
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