バンコク・ラートクラバンの大規模倉庫火災～今も延焼懸念、住民は避難中

2025年5月11日、バンコク・ラートクラバン区チャロンクルン55通りにある倉庫で発生した大規模火災を受け、関係当局が現場を訪れ、被害状況の確認と緊急対応を行いました。濃い煙が一帯を覆う中、住民や救助隊の安全確保を最優先とするよう指示が出されました。タイ政府メディアNNTが伝えています。

火災は現在（2025年5月12日正午）も鎮火に至っておらず、バンコク各区から100台以上の給水車が出動し、延焼防止と火勢の制御に努めています。これまでに死傷者は報告されていないものの、煙による健康被害の懸念から、周辺地域の住民は避難を続けています。

避難所として、複数の学校や児童センター、工業団地の施設などが開放され、医療チームによる健康管理も実施されています。

当局は市民に対し、現場周辺への立ち入りを控え、消火や救援活動への支障を避けるよう呼びかけています。火災の完全な鎮火に向けて監視体制が強化されており、今後も随時情報が更新される見通しです。