タイの移民収容所からウイグル人3人が脱走

タイ警察は現在、2022年7月11日（月）にプラチュワップキーリーカン県の移民収容所から脱走した3人のウイグル人（25歳 29歳 30歳全員がトルコ国籍と伝えられています）の捜索を続けています。BenarNewsが伝えています。

3人は7月11日（月）の早朝に、鋭い道具で柵を破って脱走しました。

なお脱走した3人は、現在タイ各地で収容されている約50人のウイグル人のうちの3人です。

中国北西部の新疆ウイグル自治区に居住するウイグル人は弾圧を受けており、2013年と2014年には約475人のウイグル人がタイに逃れています。2017年に中国政府は、ウイグル人を収容所に拘束して「再教育」を開始したことで、さらに多くのウイグル人がタイを含む他国への亡命を求めるようになりました。

権利活動家によると、タイで捕まり拘束されるウイグル人の多くは、タイ経由でイスラム教国であるマレーシアに入国しようとしていることが多いといいます。その多くは、南部ソンクラー県の国境付近でタイ当局に捕まり、拘束されます。

タイの入国管理局は対応が難しいウイグル人を長期間拘束することが多く、中には10年近くも拘束されている人もいるのだとか。

2015年、タイは拘束した約100人のウイグル人を中国に送り返しました。同時に、トルコ国籍を持っていた170人のウイグル人をトルコに送りました。2017年には、2014年に拘束された25人のウイグル人が移民収容所から脱走しています。

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