覚醒剤入りガパオライス弁当を警察署に届ける、出頭したタイ人の女を逮捕

タイ中部チャイナート県の警察署に覚醒剤を届けたタイ人の女（26歳）が、2019年9月27日に逮捕されました。

事件が起きたのは2019年8月30日のこと。女はガパオライス弁当と飲料水を持って警察署を訪れ、それらを勾留中の4人に渡すようにと警察官に預けて去っていきました。

警察官がガパオライス弁当を調べてみると、中に隠された覚醒剤の入ったパッケージを発見。警察官は女の後を追いましたが、すでに姿を消していました。その一部始終は警察署の監視カメラに捉えられています。

その後、指名手配されたことを知った女はスリン県の親戚の家に身を隠しましたが、9月27日になって警察に出頭。逮捕となりました。

女は警察の取り調べで、ガパオライス弁当に覚醒剤が入っていたことは知らず、ビーとう名の女性に頼まれて、警察署まで麻薬事件の容疑者として勾留されている人物にガパオライス弁当を届けただけと供述しています。

バンコクポストは地元住人の話として、ビーという名の女性は、以前麻薬犯罪で服役しており、最近になって刑務所から出所したと伝えています。また、ビーという名の女性の夫と仲間3人は8月に麻薬犯罪の容疑で逮捕。そこでビーという名の女性が勾留中の夫のために、逮捕された女にガパオライス弁当を託したようです。

現在警察は、ビーという名の女性を探しています。