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日本大使館からのお知らせ(デング熱の流行に関する注意喚起) 2010年9月3日

2010年9月3日 配信
デング熱の流行に関する注意喚起

1. 8月30日、チュリン保健大臣は、記者会見の場でタイにおけるデング熱患者が、増加の一途にあり、本年1月から8月27日までの累計は63,528人で、昨年の同時期と比較し2倍強となっており、死亡者数も77名に上っているとして、注意を呼びかけております。

なお、同省発表の国内における本年1月から8月21日までの主な地域の感染状況は以下のとおりです。その他の地域についてはこちらのリストPDFをご参照下さい。

【主な地域】

●バンコク都4,588名(うち死亡者16名)
●サムット・プラカーン県1,100名(うち死亡者1名)
●アユタヤー県283名(死亡者なし)
●チョンブリ県1,630名(うち死亡者1名)
●ラヨーン県1,309名(死亡者なし)
●プーケット県468名(死亡者なし)
●クラビ県1,097名(うち死亡者6名)
●スラタニー県(サムイ島所在県)1,254名(死亡者なし)
●チェンマイ県2,824名(うち死亡者1名)

2. デング熱について

(1) 感染源

デング熱はデングウイルス(フラビウイルス属で1~4型まである)を持つ蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に刺されることで感染します。感 染には蚊が必ず媒介し、人から人への直接感染はありません。一度かかると免疫が出来ますが、異なった型のデングウイルスに感染した場合は再発症します。デ ング熱を媒介する蚊の活動はハマダラカ(マラリア媒介蚊)と異なり、夜明け少し前から日暮れまでの間(特に朝と夕方)です。

(2) 症状

3~15日(通常5~6日)の潜伏期を経て、突然の発熱で始まります。38~40度程度の熱が5~7日間続き、激しい頭痛、眼窩後部痛、関節痛、筋肉痛、発疹を伴います。この発疹は風疹と同じような小さな紅斑で、かゆみや痛みはありません。
また、発熱期の最後や解熱後に軽い皮下出血が足や脇の下、手のひらなどに現れます。通常、症状が現れてから自然軽快するまでの期間は7日間前後です。

(3) 治療方法

デング熱には特効薬がなく、一般に対症療法が行われます(デング熱が疑われた場合には、鎮痛解熱剤としてアスピリン等の使用は避け、アセトアミノ フェンを使用することをお勧めします)。特別な治療を行わなくても軽症で済む場合が多く、死亡率は1%以下であるといわれています。ただ、時にデング出血 熱という重篤な病気になることがあります。

デング出血熱は、死亡率の低いデング熱と異なり、口や鼻等の粘膜からの出血を伴い、通常でも10パーセント前後、適切な手当がなされない場合には 40~50パーセントが死亡するといわれています。この出血熱は発熱して2~7日してから発症することが多いようですが、デング熱にかかった人がデング出 血熱になるかどうかは事前に予測が出来ません(大人よりも小児に多発する傾向があります)。

(4) 予防方法

デング熱には予防接種も予防薬もなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。デング熱発生地域に旅行を予定されている方は、次の点に十分留意の上、感染の予防に努めてください。

●デング熱を媒介するネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等は古タイヤなどのわずかな水たまりで繁殖するため都市部でも多く見られるので、外出する際に は長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし、肌の露出した部分には昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2~3時間おきに塗布する。

●室内においても、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤、蚊帳(かや)等を効果的に使用する。

●規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける。

●突然の高熱や頭痛、関節痛や筋肉痛、発疹等が現れた場合には、デング熱を疑って、直ちに専門医師の診断を受ける。

(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8501、696-3001(総務、旅券・証明)
FAX :(66-2)207-8511