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タイの天皇杯に出場も…元Jリーガー46歳、現役復帰での挑戦

2020年8月29日 配信

*Bangmod FCとはプロチームを目指して今年発足したアマチュアチームである。チームオーナーとはたまたま草サッカーでチームメイト、「うちのチームで力を貸してくれないか」という一言から9年ぶりの現役復帰に至った。



Jリーグから地域リーグまで経験している身として、「上のリーグへ行けば行くほど選手層が厚く、またプレースピードが上がる」というのを実感している。チームが上手くいかない時は、選手間で話し合うも必ず「迷わずにゴールへ向かおう、戦おう」となる。自分が現役復帰のチャンスを与えてくれたBangkmod FCは開幕から2分け2敗と結果が出ていない。前節自分が出場した試合では、ブラジル人監督がベンチに入らず、代わってタイ人コーチが指揮を執っていた。

今節はFA Cupという日本でいう天皇杯、オーナーは「どうしてもT1T2のチームと対戦するところまで勝ち進みたい」という意向で、再びお声がかかった。それにしても年齢には勝てないね、日曜日に試合をして一週間、木曜日にトレーニングをするも一向に疲れが抜けない…「三浦カズ選手はつくづく凄い」としみじみ思う。疲れが溜まっていると肩が外れやすい、朝方伸びをして肩が外れた際に得た教訓…情けない。

前節タイ人コーチより“スタメンでキャプテン”と伝えられていたが、ミーティング時に自分の名前が無かった。まぁタイあるあるなので、あまり驚きはしなかったが…。それどころか前節のスタメンの半分以上の選手が来ておらず、初めましての選手が多かったことに驚いた。相手は大型FWにボールをどんどん入れて、中盤に速さのある選手達が仕掛けてくるとスカウティングの報告、ミーティング終了後「スタートからアップしておいてくれ、どの様な役割となるか試合を観ながら…」と声を掛けられる。

前半15分から早々に出場機会を得る。今回はボランチ、ずるずると下がってしまうチームに「ここから(ボールを)取りに行くよ」とスイッチを押す役割を担う。実際高めの位置で何度かボールを奪うもシュートまで持っていけない歯痒さが続く。徐々にBangmod FCの選手達の足が止まり始め…そこでボランチの位置からセンターバックへポジションを下げると、流れは相手チームへ行ってしまった。0-3の惨敗、完全に自分の力不足、今回もチームを勝たせてあげることが出来なかった。

試合後にオーナーから麦酒をプレゼントされた、出場給ということで(苦笑)。そこで「チームの指揮を執って貰えないか?」と提案される。嬉しい誘いながらも、残念ながらこのクラブで食べていくだけの収入は得られないし、働きながらだと練習も参加できない。「ちょっと難しいと思う」と回答するも、何かしらの形で貢献出来ないかと悩んでいる。スポンサーを付けることや良い選手を連れてくることが出来ないか…選手としては、やっぱり実際思い描いているプレーとの開きがどうしても生じてしまっている(何せ9年ぶりの現役復帰である)。

そんな中、今節も試合メンバーの招集がかかった。やれることは限られていると思うが、何とかチームを勝利に導いてあげたい…熱く身体を張るくらいのことしか出来ないけれど。

伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。https://www.thaich.net/itotaku
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