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第194回 神様~、有難~ぅ – W杯ブラジル大会を振返る-

2014年07月15日

2014年7月15日掲載

7月14日月曜日、1ヶ月に渡るW杯の熱戦がドイツ優勝で幕を閉じた。今大会を観ていて”オランダ代表”か”ドイツ代表”が優勝に値する実力を備えたチームであるかなと感じた。それ程オランダ代表の”Robben”&”Van Persie” の破壊力を凄まじかったし、ドイツ代表はスペイン代表のボールをポゼッションしながら相手の隙を突くTidui-Tacaを進化させたサッカーを披露していた。大きな違いはバイタルエリアへの強く正確なインサイドでの楔のパス。堅守速攻が売りのチームが多いに台頭した今大会において”ポゼッションはもとより強引に突破口を抉じ開けるサッカー”は正直物凄く新鮮に映った。DFの立場からすると”マジ、ココに入れてくるのかぃ”と一瞬たりとも気が抜けない嫌なサッカーなんだよね。

決勝戦を観ていて、前評判並びに”白色のドイツ”と”青色のアルゼンチン”のユニホーム姿を見て”90’ イタリア大会”の決勝を思い出してしまった。当時の図式は”ドイツ代表vsマラドーナ”、今回は”ドイツ代表vsメッシ”なのかなと感じながら観戦を始めた。しかしいやはやどうして…ドイツの高い位置からのお家芸であるプレスを掻い潜ったアルゼンチンがポゼッション率では上回られたが、互角に打ち合っているではないか。凄くスリリングな目の離せない戦いだったね。

少し残念に感じたのが今大会のMVPに輝いたメッシ、後半途中からボールに触れる回数が激減したのみならず常に歩いている姿が画面に映し出されるのを観て…何だかんだ言ってもメッシ中心のチーム、監督は使い続けるんだなぁとね。まぁ試合を重ねて、ましてや延長戦が多かったアルゼンチン、身体が疲弊しているのは分かるんだけどさ。指導者の立場からすると”ディフェンスをせずに歩き続ける彼の姿”はあまり褒められたものじゃなかったよね。チームを支え続けたのは献身的に身体を張り続けたマスケラーノ、彼がいなかったらアルゼンチンはとっくに負けていたのかなぁ…なんて個人的には思ったね。

今回の大会ではゴール後、”両手人差し指を上げ、天を見上げてお祈りをする”パフォーマンスが目立ったね。実際INFINITOの選手達も練習のゲームで得点すると「ネイマール」なんていいながらこのパフォーマンスをする。ある時選手達が「あれって何て言ってるの??」と聞いてきた。「(それぞれの国の言葉で)神様に感謝しているだよ」と答えると「じゃあ日本語では…!?」ときたもんだから適当に「神様~、有難~ぅ」と答えてしまったのがまずかった。現在INFINITOの選手達は得点を入れてみんなで喜び合った後、天に人差し指を掲げ日本語で「神様~、有難~ぅ」と大声で叫ぶのが流行ってしまっている。そこじゃなくて…W杯の選手達のプレーを取り入れなさいよ!!


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand
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