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第146回 2020年東京オリンピックと1986年メキシコワールドカップと…

2013年09月11日

2013年9月11日 掲載

 2020年夏季オリンピックの開催が東京に決定した。7年後か、多分タイにいるんだろうなぁ…と、まぁ機会があれば何かしらの競技を観に行きたいものである。7年後というと息子が6年生で触れる大会、俺が6年生の頃は86年W杯メキシコ大会が行われた。小学4年生からサッカーを始めた自分にとって、大いに刺激を受けただけで無く、その後行われているW杯と比べてもベストな面白い大会であったように思う。

 大会の主役は言わずもがなマラドーナであった。でも俺にはサッカーが上手過ぎる化け物にしか見えなかったし、彼のプレーは自分がやっているサッカーとは別物の見世物であると感じた。神の手しかり、5人抜きしかり…。優勝したアルゼンチン代表のメンバーは本当に個性があったよね、ブルチャガやエンリケが構成する中盤は見ごたえあったし、存在感抜群のGKプンピート・髭面長髪の不潔な感があったバチスタ・名前の響きが面白くて名前は憶えたもののプレーの印象が無いオラルティコエチア・とんねるずの石橋貴明が真似たライオネルリチ男にそっくりだったバルダーノ…昨日の事のように覚えている。

 アルゼンチンvsイングランドも面白かったが、俺の中でのベストバウトはブラジルvsフランスだったね。あのスーパースター、ジーコやプラティニがPKを外した試合。延長戦での「ソクラテス空振り~っ」には、「こいつらも人間なんだ」と子供ながらに思わされたシーン。解説の松本育男氏の「個人技の南米、組織力の欧米」という決め台詞は耳にこびり付いて離れなかった。「ダイレクト、ジレス…プラティニからロシュトーへ、ロシュトーが中に入れてストピラ~ッ!! やっぱり最後はプラティニッ!!!」というフランスの得点シーンはビデオテープが擦り切れる位繰り返し見たお気に入りのシーン。

 中学のサッカー部は自分達でユニホームが選べたので、フランス代表の物をチョイス…そこで俺は背番号をプラティニやジレス、ティガナとも違う19番にしたっけ。この番号を背負っていたのはFWのストピラ…はっきり言ってどんなプレーをしたのかは覚えていないけど、長髪気味の金髪をなびかせてひたすら一生懸命プレーするイケメンに小学6年生ながら心打たれたのだ。昔から変わり者だったのだなぁ、俺って…果して”東京オリンピック”は息子にどのような影響を及ぼすのであろうか!?


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand
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