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第79回 泣き虫コーチのバンコク奮闘記

2012年12月19日

2012年12月19日 掲載

 12月16日(日曜日)、トンローにあるARENA 10で開催されたバンコク最大級のフットサルイベント”Girasole Cup”に参加した。もちろん今回は選手では無く、INFINITOというサッカースクールのコーチングスタッフとしてである。
このINFINITOというサッカースクールで、僕は普段お手伝いをさせて貰っている。今回は低学年の部2チーム・高学年の部2チーム・成人の部とそれぞれエントリー。「1年の締め括り、本気で優勝を勝ち取りに行く!!」という今大会でのチーム方針に前日より興奮を覚えた。
大会はまずA・Bグループ4~5チームに振り分けられた予選リーグを戦い、2位までが決勝トーナメントに進出。準決勝で敗退すると3位決定戦へ、勝利するとセンターコートでの栄誉ある決勝戦へと辿り着けるのである。
余談であるが、大会進行の中盤にはチアダンスの応援セレモニーがあった。ここでは僕の娘が踊っていたわけでして…この時ばかりはコーチ職を離れてお父さんの役割を、娘の演舞を暖かい目で見守らせて貰った。
結果は全エントリーチームが予選を突破するという偉業を達成。成人の部優勝を皮切りに、低学年の部は優勝と4位・高学年の部は決勝対決を実現させ、優勝と準優勝を独占。惜しくもメダルに手に届かず4位となった低学年の子達は早くも「来年こそは…!!」とリベンジを誓っていた。
年を取ったせいなのか、元々緩めである僕の涙腺は最近更に緩々になってきている。この大会では、子供達の熱い戦いに2回程鳥肌が立ち、3回程泣きそうになった。決勝進出をPKで決めて涙する選手達に「まだ(決勝がある)、戦いは終わっていない」と伝えようとしたんだけど、子供達の顔を見ていて泣きそうになり抱きしめて挙げる事しか出来なかった。逆にPKで敗れた選手達に「悔しいよな、この気持ちを忘れずに毎日頑張って練習してリベンジしに来ようぜっ」と言いながら泣きそうになり、言葉に詰まってしまった。
次回の大会では成人の部にエントリーをさせて貰いプレーしようかな、でもやるからにはしっかり身体を作り直して臨まないとね。こちらも今回のチャンピオンチームだからね。
最後に、今回参加した全ての選手の親御さん達に、この大会で嬉しかった事、悔しかった事等を子供達に聞いてあげて欲しい。自分の言葉で自分のプレーやその時の感情を話す事、振り返る事により選手としての成長を助けてあげられる。”こんな事を考えていたんだ”という驚きの発見もあるかもしれないから…。


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand
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