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人間関係で悩んだ時のコツ|タイの変人ポーにインタビュー

2022年11月16日 配信
人間関係で悩んだ時のコツ|タイの変人ポーにインタビュー

変人ポー/左(撮影:JTB龍馬会)

タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、一男一女をもうける。2022年3月に二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人) 



人間関係に悩んだら

変人ポーと話すまでは、人間生きていれば悩みは付き物だと思っていた。仕事も家族も、その他悩みごとの元を正せば、そのほとんどが人間関係に行きつくものではなかろうか。今回はこの点を変人ポーに深掘りしてみた。

 

すべき思考

梅:「悩むことをやめた」と言われる変人ポーに敢えてお伺いしたいんですが、人間関係での悩みを改善するために何かアドバイスはないでしょうか? 全員が全員、変人ポーのように悩みをやめることはできないんです。

変:それもすごくシンプルで「すべき思考」をやめればいいんです。人はみなさん、考え方も違えばやり方も違いますよね。すなわち、人生の生き方が違うんです。人と人との間、つまり“人間”に不和が生じる時、そこには双方の「すべき思考」がぶつかり合うためです。

梅:すべき思考ですか……。約束は守るべき、時間は守るべきだとか、そういうものですか?

変:そうですね。逆も然りで、例えば遅刻はすべきではない、文句は言うべきではないなどもそうですね。いや、本来「約束は守るべき」で正しいんですよ。ただ、それだとちょっと重いんですよね……。

梅:じゃあ、どうすればいいんですか?

変:「“自分は”約束は守る」で、自身で完結していればいいんですよ。「約束は守るべき」だと、その考え方、やり方を他人にまで影響させる思考になってしまいますから。要は「すべき思考」というのは、自分の価値観を他人に押しつけてしまう弊害があるんです。

梅:詳しく教えてください。

 

例えば

変:「すべき思考」でいるから悪口、批判、非難、文句、誹謗中傷が口から出てくるんです。「すべき思考」でいるからストレスが溜まり、不満や不和が生まれ、人間関係に悩むことになるんです。人間は本来、「すべき」ことなんて何もないんですよ。もっと自由でいいんです。

梅:なるほど、悩みを解消していくためには、すべき思考をなくしていけばいいんですね。でもどうでしょう、慣れるまでは少し大変かもしれませんね?

変:そんなことはないですよ。「すべき思考」じゃないようにする、と考えるから難しいのかもしれません。シンプルに言えば「許す」ことです。「すべき思考」をやめるということはすなわち、それを許していくことなんです。これだから、昔の聖人は偉大なんですよね。

変人ポー
本名:苅部俊雄
1978年、神奈川県生まれ。専門学校神田外語学院(KIFL)卒業。2002年に初めて来タイ、タイ在住歴は合計で14年。2000~2015年までの下積み時代には27回転職、26回引越、5ヶ国に住み、5社の起業を経て現在に至る。2010年、NPO法人日本PR(東京都)理事長。2017年、一般社団法人全国龍馬社中第189番加盟タイ龍馬会会長。2022年、『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』(共に幻冬舎)を二冊同時出版。

<内容紹介>
変人ポーの人間力
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!

変人ポーの平和論
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!

全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!

『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。

ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。

「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」

よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。

また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。

本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。

<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>

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