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タイ南部プーケットのオールドタウンで、朝食をどこで食べようかと歩いていたときに見つけたのが、「Aroon Po Chana(アローン・ポーチャナー)」でした。
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店頭には辛そうなタイ南部料理がずらり。カオモックガイ、いわゆるタイ風ビリヤニにも惹かれます。ただ、そのときさらに魅力的に見えたのがロティでした。
店には「Roti King by Aroon Phochana」の看板も出ていて、ロティも名物の様子。そこで今回は、店頭でバナナロティを注文してから中に入りました。

焼きたてのバナナロティは、表面がサクサクで香ばしく、薄い生地の中にはバナナの甘み。添えられた練乳を少しつけると、朝から甘いものを食べる幸せが一気に広がります。

そんなロティを待っていると、店員さんが運んでいくタイ紅茶が目に入りました。
オレンジ色のタイ紅茶。そのグラスの上に、何かが高くそびえています。まるで小さなタワーのようで、思わず「何あれ?」と目で追ってしまいました。

気になって自分でも注文してみると、厨房の前で、紅茶を高い位置から何度も移し替える作業が始まりました。
これは、タイ南部でよく見られる「チャーチャック(ชาชัก)」という作り方。紅茶を片方の容器からもう片方の容器へ、高い位置から落とすように注ぎ替えることで空気を含ませ、泡立てながら口当たりをなめらかにしていきます。
この実演はイベント会場などで見たことがありましたが、普通の食堂でも本当にやっているんだ、と少し驚きました。観光用のパフォーマンスではなく、ここでは一杯のタイ紅茶を作る工程として、当たり前のように行われているようでした。
しかも目の前で始まったのに、あまりに突然だったので写真は撮れず。そこだけは少し悔しいところです。
ただ、運ばれてきた一杯はしっかりタワーの姿。よく見ると、高く盛り上がっていたのは泡でした。ストローが軸のようになり、そのまわりに泡がまとわりついて、タワーのような形になっていたのです。

甘く濃いタイ紅茶に、ふわっとした泡の口当たりが加わって、見た目だけでなく飲み心地も楽しい一杯です。

サクサクのバナナロティと、タワーのような泡をまとったタイ紅茶。プーケット・オールドタウンで出会った、最高の朝でした。
[住所]
3/37 Soi Talingchan, Talat Yai, Mueang Phuket District, Phuket 83000
[電話]
098 016 6562
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