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バンコクのシェアサイクル利用が急増、10月は17万回超で前月比60%増

2026年11月5日 配信

バンコク都は2026年11月4日、公共自転車シェアリングサービス「Bike Sharing」の10月の利用回数が17万1,492回に達し、前月から約60%増加したと発表しました。旧市街を夜間に自転車で巡る「ナイトライド(Night Ride)」が若者の間で人気となっており、利用拡大を後押ししています。



バンコク都知事顧問のエークワランユー・アムラパーン氏によると、10月の利用回数は9月の約10万7,000回から6万4,000回以上増加しました。

このサービスは2024年1月に開始され、当初の利用回数は月間約1,700回でした。その後、貸出・返却場所の拡充やスマートフォンアプリによる利用の簡便化が進み、2026年10月には開始当初の100倍を超える規模に成長しています。

旧市街の夜間サイクリングが若者に人気

利用増加の背景には、バンコク旧市街のラッタナコーシン島周辺を夜間に自転車で巡る「ナイトライド」の流行があります。

歴史的な街並みや夜景を楽しみながら自転車で移動するスタイルが、Z世代を中心にSNSで広がっています。

シェアサイクルは専用アプリでQRコードを読み取り、自転車のロックを解除して利用する仕組みで、料金は10~20バーツから。自転車を所有していなくても気軽にサイクリングを楽しめます。

特に利用が多い貸出・返却場所は、MRTサナームチャイ駅、バンコク都庁舎前(サオチンチャー)、MRTサムヨート駅、スアンクラーブ・ウィッタヤーライ学校、テープシリン学校周辺などです。

35区に700カ所以上の貸出・返却場所

バンコク都内のシェアサイクルの貸出・返却場所は、現在35区の719カ所以上に拡大しています。

旧市街の観光エリアに加え、パトゥムワン、サトーン、ワッタナー、ラチャテーウィー、パヤータイ、フワイクワーン、クローントゥーイなどのビジネス街や、学校・大学周辺にも設置されています。

サービス事業者のHello RideやAnywheelは、需要の増加に対応するため、自転車の台数を増やすとともに、利用の多い場所への自転車の再配置を強化しています。

バンコク都は、シェアサイクルを鉄道、バス、船などの公共交通機関と結ぶ移動手段としても重視しています。自宅や職場から駅までの短距離移動を補完し、公共交通機関の利用を便利にする狙いです。

夜間利用の増加で安全対策も呼びかけ

一方、夜間の利用者が増えていることから、バンコク都は安全な走行と適切な利用を呼びかけています。

自転車は1台につき1人で利用し、2人乗りをしないこと、交通ルールを守ること、指定された場所に返却することなどを求めています。また、夜間に住宅街を通行する際には騒音にも配慮するよう注意を促しています。

バンコク都は今後も自転車利用環境を整備し、公共交通機関とシェアサイクルを組み合わせた移動の普及を進める方針です。

※出典
Thai PBS・”Night Ride” ดันยอดใช้ Bike Sharing เดือนเดียวโตกระโดด 60%
FM91・กทม. เปิดสถิติ Bike Sharing เดือนเดียว ยอดใช้งานพุ่ง 1.7 แสนเที่ยว โตกระโดด 60%