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タイ俳優ジェス、マイケル・ジャクソン仮装の「黒塗りメイク」に批判、本人が謝罪

2026年10月31日 配信

タイの俳優ジェス・ジェスピパット(Jes Jespipat)が2026年10月30日(金)、ハロウィンに向けて公開したマイケル・ジャクソンの仮装写真をめぐり、人種差別的だとの批判を受け、謝罪しました。肌の色を暗くするメイクが問題視され、ジェスは写真を削除したうえで、自身のXに謝罪文を投稿しました。



ジェスは、マイケル・ジャクソンの代表曲「Thriller(スリラー)」のミュージックビデオを再現した写真をInstagramに公開しました。赤いレザージャケットや髪形などを再現していましたが、肌の色を暗くするメイクを施していたことから、海外のSNS利用者を中心に批判が集まりました。

問題となったのは、黒人の肌の色を模倣する「ブラックフェイス(Blackface)」と呼ばれる表現です。歴史的に黒人を揶揄する演劇などで使われてきた背景があり、現在では人種差別的な表現として問題視されています。

一方、タイのファンの間では、マイケル・ジャクソンへの敬意を込めた仮装であり、差別する意図はなかったとして擁護する声も上がりました。

ジェスが謝罪「誰かを侮辱する意図はなかった」

ジェスは自身のXで、自分とチームには誰かをからかったり、侮辱したりする意図は一切なかったと説明し、謝罪しました。

ジェスによると、撮影内容は事前にスタッフが準備したもので、本人が詳細を知ったのは撮影当日だったといいます。限られた時間のなか、急いでいたことや疲労もあり、写真や動画が他人の感情を傷つけたり、侮辱的に受け取られたりする可能性を十分に考慮できなかったと認めました。

また、最終的に撮影を認め、自身のSNSに投稿した責任は自分にもあるとし、今後は公開する内容を慎重に確認すると述べています。

スタイリストも謝罪、企画・制作の責任を認める

今回の企画を担当したスタイリストのArteryも、タイ語と英語で謝罪文を公開しました。

Arteryは、マイケル・ジャクソンの「Thriller」に着想を得た企画で、黒人に似せるため肌の色を暗くするメイクを使用したと説明。企画の立案から制作方針の決定、撮影の管理まで関わった立場として、今回の問題について全面的に責任を認めました。

また、肌の色を仮装やキャラクター表現の一部として使用することについて、たとえアーティストへの敬意や愛情が動機であっても、不適切だったと述べています。

自身とチームの配慮や理解が不足していたことで、不快な思いをした人や傷ついた人がいたことを謝罪。今後は社会的・文化的な問題への理解を深め、作品を公開する前に、その影響をより慎重に検討するとしています。

今回の騒動では、仮装の意図を重視する意見と、肌の色を変える表現そのものを問題視する意見が分かれました。ジェスとスタイリストの双方が謝罪し、制作過程での配慮が不十分だったことを認めています。

※出典
Jes Jespipat公式X「本人による謝罪投稿」
Running Lucifer公式X「スタイリストArteryの謝罪文」
Khaosod English「Michael Jackson Halloween costume lands Thai actor in racism row」
TNN「ส่อดราม่า เจษ เจษฎ์พิพัฒ แต่งลุค ไมเคิล แจ็คสัน รับฮาโลวีน ถูกโยงเหยียดสีผิว」