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タイの人気リゾート・クッド島、観光客の受け入れ制限を提案

2026年10月31日 配信

タイ東部トラート県の人気リゾート、クッド島(Koh Kood)で、観光客の増加による自然環境への影響が懸念され、地元の観光業界から受け入れ人数を管理するよう求める声が上がっています。2026年10月30日(金)、クッド島の観光団体代表が、フェリーの運航便数の調整などを通じて観光客数を適切に管理するよう提案しました。タイメディアのKhaosod Englishが伝えています。



クッド島観光団体のプラップルン・プームサップ会長によると、クッド島では新型コロナウイルスの流行後、観光客が大きく増加しました。特にタイ人旅行者のほか、長期滞在するヨーロッパからの観光客が増えています。

交通インフラの整備により島へのアクセスも改善され、現在は4~5のフェリー事業者が運航しています。一方、観光シーズンのピーク時には、ホテルやレストラン、自然観光地に多くの旅行者が集中し、島の受け入れ能力を超えることが懸念されています。

プラップルン会長は、観光客が過度に増えることで自然環境が損なわれ、クッド島本来の魅力が失われる可能性があると指摘。フェリー事業者に対し、島の受け入れ能力に見合った運航スケジュールへの調整を検討するよう求めました。

観光客の数より質を重視、「プレミアム・アイランド」へ

地元観光業界は、クッド島を観光客の人数だけでなく、自然環境や地域文化を大切にする「プレミアム・アイランド」として発展させたい考えです。

クッド島は面積の約80~90%が森林に覆われているとされ、豊かな自然が大きな魅力となっています。

これまでのシュノーケリングやイカ釣り、ビーチ観光などに加え、森林を生かした自然体験や、地域住民の暮らしや文化に触れるホームステイ、地元料理の体験などを充実させることも提案しています。

また、タイ国政府観光庁(TAT)などの関係機関に対しては、観光客の数を追求するのではなく、環境や地域社会に配慮する旅行者を対象とした観光振興を求めています。

なお、今回の受け入れ人数の管理は地元観光業界からの提案であり、クッド島への入島人数を制限する正式な規制が決定したわけではありません。

クッド島は、美しいビーチと透明度の高い海、豊かな森林で知られ、静かな自然環境を求める旅行者に人気があります。観光振興と自然環境の保護をどのように両立させるかが、今後の課題となりそうです。

※出典
Khaosod English – Koh Kood tourism group urges visitor limits to protect island from overcrowding
タイ国政府観光庁 – Ko Kut