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タイには「ขิงก็รา ข่าก็แรง(キン・ゴー・ラー、カー・ゴー・レーン)」という言い回しがあります。双方とも気が強く、どちらも相手に譲らない状態を表すことわざです。タイ王立学士院辞典では、双方とも同じくらい強く、短気で、互いに譲らないことを意味すると説明されています。
このことわざに登場する「ขิง(キン)」はショウガ、「ข่า(カー)」はガランガルです。どちらもショウガ科の植物で、強い香りと風味を持っています。
そんなショウガとガランガルを並べて、「こちらも強いが、あちらも負けていない」と表現したのが「ขิงก็รา ข่าก็แรง」です。一方だけが強いのではなく、双方とも気が強く、一歩も引かないところがポイントです。
例えば、口論になった2人が互いに強く言い返し、どちらも譲ろうとしない。そんな状況を表すときに使われます。
ガランガルを見て「これ、ショウガじゃないの?」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。実際、ガランガルもショウガと同じショウガ科の植物で、根茎の見た目もよく似ています。
しかし、タイでは別の食材です。ショウガはタイ語で「ขิง(キン)」、ガランガルは「ข่า(カー)」と呼ばれ、はっきり使い分けられています。ガランガルはショウガより硬く、香りや風味も異なり、トムヤムやトムカーガイなどにも使われる、タイ料理ではおなじみの香味野菜です。
日本人には一見すると同じようにも見えるショウガとガランガル。しかしタイでは、それぞれ違う個性を持つ身近な食材だからこそ、この2つを並べたことわざもすんなり伝わるのでしょう。
「ขิงก็รา ข่าก็แรง(キン・ゴー・ラー、カー・ゴー・レーン)」の「ขิง(キン)」は「ショウガ」、「ก็(ゴー)」は「~も」、「ข่า(カー)」は「ガランガル」、「แรง(レーン)」は「強い・激しい」という意味です。
「รา(ラー)」はこのことわざの中で使われる表現で、全体として「ショウガも強ければ、ガランガルも強い」、つまり「双方とも強く、どちらも譲らない」という意味を表しています。
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