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タイ、危険な公共工事の業者を「工事放棄」扱いへ 重大事故につながる施工・不作為も対象

2026年8月11日 配信

タイ政府は、公共工事の請負業者による施工や作業の不履行によって、国民の生命や身体、財産に重大な危険を及ぼす損害が発生した場合、「工事放棄」にあたる行為として扱う新たな省令を定めました。2026年7月27日付の官報に掲載されています。

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新たに公布されたのは「工事放棄に該当する行為を定める省令 B.E.2569(2026年)」です。

省令では、公共工事を請け負った業者について、契約締結日から最終検収日または契約解除日までの間に、業務を行ったこと、あるいは必要な業務を行わなかったことにより重大な損害が生じ、国民の生命、身体または財産に危険を及ぼした場合、「工事放棄に該当する行為」とみなすことを定めています。

現場を実際に放棄していなくても対象

「工事放棄」という言葉からは、請負業者が工事を途中でやめたり、契約上の義務を履行しなかったりするケースが一般的に想定されます。

今回の省令では、工事そのものを続けている場合でも、施工や必要な対応を怠った結果、国民の生命や身体、財産に重大な危険を及ぼしたケースについて、「工事放棄」に該当する行為として扱えることが明確になりました。

省令は、政府調達・物品管理法B.E.2560(2017年)第109条に基づき、工事放棄として扱う具体的な行為を定めたものです。

タイ会計局も新制度を周知

タイ財務省会計局(Comptroller General’s Department=กรมบัญชีกลาง)も、新たな省令について公式に周知しています。

道路や橋、建物など、多くの人が利用する公共施設の工事では、完成前の施工段階でも重大事故につながる可能性があります。今回の省令により、請負業者による施工や安全管理上の責任を、政府調達制度の中でより厳格に扱う仕組みが整えられた形です。

※出典
タイ官報「กฎกระทรวงกำหนดการกระทำอันมีลักษณะเป็นการทิ้งงาน พ.ศ. ๒๕๖๙」
タイ財務省会計局(กรมบัญชีกลาง)公式Facebook