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タイ保健省疾病管理局は2026年6月29日、雨季の到来と新学期の開始に伴い、乳幼児を中心に手足口病の感染が増える可能性があるとして、保護者や学校、保育施設などに警戒を呼びかけました。
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疾病管理局のデジタル疾病監視システムによると、2026年1月1日から6月25日までに確認された手足口病の患者は累計1万6332人で、死亡例は報告されていません。患者数は前年同期を下回っていますが、例年6月から8月にかけて増加する傾向があり、現在は季節的な流行の拡大期に入りつつあるとしています。
年齢別では0~4歳の患者が最も多く、次いで5~9歳、10~14歳の順となっています。地域別では北部の罹患率が最も高くなっています。
2026年に採取された検体の分析では、主な原因ウイルスはコクサッキーウイルスA16型で、全体の36.36%を占めました。重症化に関係することがあるエンテロウイルス71型(EV71)の割合は少ないものの、引き続き注意が必要とされています。
手足口病の多くは症状が軽く、7~10日ほどで自然に回復します。一方、特に5歳未満の子どもでは、神経系や心臓、呼吸器に重い合併症が起きる場合があります。
主な症状は、発熱、舌や上あご、頬の内側などにできる口内の傷や赤い斑点、手のひらや足の裏、体、尻などに現れる発疹や水疱です。乳幼児では、機嫌が悪くなる、食事やミルクを嫌がる、よだれが増える、口の痛みを訴えるといった症状がみられることもあります。
高熱が続く、水分や食事をほとんど取れない、意識がもうろうとする、けいれん、激しい嘔吐、息苦しさなどがみられる場合は、脳炎や心筋炎の兆候である可能性があるため、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。
疾病管理局は学校や保育施設に対し、毎朝、発熱や手足の水疱、口内の傷などがないか確認するよう求めています。症状のある子どもを確認した場合は、ほかの子どもから離し、保護者に連絡したうえで、回復するまで登校や登園を控えさせる必要があります。
同じ教室で1週間以内に2人以上の患者が確認された場合は、該当する教室を少なくとも1日閉鎖して清掃し、その後1週間は健康確認を強化するよう勧告しています。
また、玩具や机、教室内の設備などを、洗剤や石けん、消毒剤、適切に希釈した塩素系漂白剤などで定期的に清掃することも重要です。
手足口病のウイルスは、患者の鼻水、唾液、水疱の内容物、便などを通じて広がるほか、汚染された玩具や日用品、床や机などの表面に触れることでも感染する可能性があります。
疾病管理局は、食事前、排便後、子どもの鼻水や唾液、排泄物に触れた後などに、石けんと清潔な水を使って手を洗うよう呼びかけています。
問い合わせは、疾病管理局ホットライン1422で受け付けています。
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