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タイ北部ランパーン県で、郡行政官を装い、公務員への採用や昇進を仲介できると持ちかけて金銭をだまし取った疑いで、21歳の男が逮捕されました。タイ中央捜査局(CIB)が明らかにしました。
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逮捕されたのは21歳のタイ人の男で、当局は、公務員を無断で装ったほか、官服や公的機関の標章を不正に使用した疑い、無許可で無線機や緊急点滅灯を所持・使用した疑い、公文書を偽造・使用した疑いなどがあるとしています。
男は「チェンマイ市の郡行政官」を名乗り、母親が高級官僚で、公務員への採用や昇進を取り計らえると被害者に説明。信用した被害者から複数回にわたって合計20万バーツを超える金を受け取ったとされています。
事件が発覚したのは、ランパーン県コカー郡の国道1号線、688キロ地点に設置された検問でした。高速道路警察が速度超過の白いトヨタ車を停止させたところ、車には緊急灯や無線アンテナ、地方行政局を示す標章が取り付けられていました。
車内には男を含む3人が乗っており、男は郡行政官の氏名と役職が刺繍されたベストを着用していました。しかし、公務員証を提示できず、行政当局が確認したところ、男の名前は公務員名簿に登録されていませんでした。
警察が車内を捜索した結果、地方行政局や特別作戦部隊を示す磁石式の標章、無線機2台、携帯電話、タブレット端末、任命命令書などの偽造公文書、郡行政官の制服を着た写真などが見つかりました。
同乗していた残る2人は親子で、男から公務員への採用を仲介できると持ちかけられた被害者でした。事件当日、男は2人を「チェンマイ県知事に会わせる」と説明して車に乗せていましたが、その途中で警察の検問を受け、逮捕されました。
警察によると、男は取り調べに対し、郡行政官を名乗るための文書や標章を自ら作成して使用したことを認め、一般の人に本物の行政官だと信じさせる目的だったと供述しています。
男は証拠品とともにランパーン県コカー警察署へ移送され、警察が詳しい経緯や余罪について捜査を進めています。
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