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世界ビントロングの日、タイ国立公園局が保護呼びかけ 森の種を運ぶ重要な野生動物

2026年5月9日 配信

【2026年5月9日】タイ国立公園・野生動物・植物保全局は、毎年5月第2土曜日の「世界ビントロングの日(World Binturong Day)」に合わせ、絶滅の恐れがある野生動物ビントロングの重要性について理解を深めるよう呼びかけました。2026年は5月9日がこの日にあたります。

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ビントロングはタイ語で「ミーコー(หมีขอ)」と呼ばれる哺乳類で、ジャコウネコやハクビシンに近い仲間です。東南アジアの熱帯雨林に生息し、クマのような体つき、黒く厚い毛、そしてサルのように長い尾が特徴です。この尾は木の枝に巻きつけることができ、樹上での移動にも役立ちます。

夜行性で、主に果物を食べるビントロングは、森林生態系にとって重要な役割を担っています。特にイチジク類の一部は、ビントロングに食べられ、消化管を通った後に発芽率が高まるとされており、種子を広げる“森の運び手”として、熱帯林の豊かさを支えています。

現在、ビントロングはタイの2019年野生動物保護法に基づく保護野生動物に指定されています。また、絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約(CITES)の対象にもなっています。

同局は、野生動物を守ることは、単に一つの種を守るだけでなく、生物多様性と森林生態系全体を守ることにつながるとしています。ビントロングが森の中で果たす役割を知ることは、自然環境の保全を考えるうえで重要なきっかけとなりそうです。