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タイ食品医薬品局(FDA/อย.)は2026年5月5日、表示と異なる魚が使われている疑いがあるとして、サムットサコーン県の缶詰魚製造工場を検査し、製品の差し押さえと回収を指示したと発表しました。問題となっているのは、ラベル上で「マッカレル」と表示されていたサバの缶詰です。一方で、実際にはティラピアなど別の魚が使われているのではないかという疑いが出ています。
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きっかけは、購入した缶詰魚の見た目がラベル表示と異なるとして、Facebookユーザーが投稿した動画でした。FDA事務局長によると、投稿者はその後、会社側から補償を受け、投稿動画を削除したとされています。しかしFDAは、食品の品質や安全性、消費者保護の観点から、事実確認を最後まで行う必要があるとして、サムットサコーン県保健事務所と連携し、同県ムアン郡カーロン地区にある製造会社「Srirungngam Foods Co., Ltd.」を検査しました。
検査の結果、同工場は食品製造に関する適正製造規範、いわゆるGMP基準を満たしていないことが確認されました。また、報道で問題となっていた通り、完成品の中に別種の魚を使用した製品が見つかったとしています。
これを受け、当局は市場に出ている該当製品の回収を会社側に命じるとともに、工場内で見つかった問題のブランドおよびその他の関連製品12,760缶、販売場所で確認された250缶を差し押さえました。さらに、使用された魚の種類を明確にするため、水産局と連携し、魚種の確認検査を進めています。
FDAは、許可されたサバの代わりに別の魚を使用し、消費者にサバの缶詰であると誤認させた場合、たとえその魚が食用として安全であっても、消費者を欺く行為にあたると指摘しています。
食品法に基づき、偽装食品の製造に該当する場合は、6カ月以上10年以下の禁錮、または5,000バーツ以上10万バーツ以下の罰金が科される可能性があります。また、重要な内容について消費者に誤解を与える不適切な表示については、3万バーツ以下の罰金の対象となります。
FDAは、サバを使った缶詰魚について、細かい小さな鱗があり、表面が滑らかに見えることがあるほか、トマトソースの中では身が柔らかく崩れやすい特徴があると説明。消費者に対し、食品や健康製品について疑問がある場合は、FDAホットライン1556などを通じて相談・通報するよう呼びかけています。
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