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タイ疾病管理局疫学部は、A型肝炎の患者数が前年同期と比べて約2倍に増加しているとして、夏季の感染拡大に警戒を呼びかけました。タイ健康促進財団が2026年4月16日に伝えています。
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監視システム(DDS)のデータによると、患者数は継続的に増加しており、とくに中部および東部で集中して確認されています。主な地域はBangkok、Chon Buri、Rayong、Chanthaburiなど。当局は、単なる増加ではなく、集団感染につながる前兆となる可能性があるとしています。
A型肝炎は、汚染された食品や水を介して感染する病気で、十分に加熱されていない料理、不衛生な飲料水、衛生基準を満たさない氷などが主な原因とされています。職場での食事、デリバリー食品、暑さしのぎの冷たい飲み物など、日常生活の中にも感染リスクが潜んでいると指摘されています。
初期症状は分かりにくく、発熱、倦怠感、食欲不振、吐き気などが現れる場合があります。その後、黄疸、白目の黄変、濃い色の尿などの症状が出ることがあります。一方で、症状がないまま他人へ感染させるケースもあり、気づかれにくい感染症とされています。
また、潜伏期間は平均約28日と長く、感染した場所や原因を特定しにくいのも特徴です。発症前から感染力があるため、地域内で静かに広がるおそれもあります。
タイ当局は予防策として、十分に加熱した食品を食べること、清潔な水を飲むこと、出所が不明な氷や食品を避けること、食事前には必ず手を洗うことを呼びかけています。
暑季のタイでは気温上昇とともに食中毒や感染症のリスクも高まりやすく、衛生管理への注意が一層求められています。
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