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一見すると善意の情報共有に見えるメッセージが、実は詐欺の入口だった――。タイでは現在、「現金給付」や「政府支援」を装った偽リンクがSNSやチャットアプリを通じて拡散する事例が相次いでおり、当局が警戒を呼びかけています。日本ではあまり馴染みのない手口かもしれませんが、タイでは身近な問題となっています。2026年1月20日にタイ政府メディアNBT Connextが伝えています。
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問題となっているのは、「2万バーツを支給する」といった文言とともに送られてくるリンクです。特徴的なのは、知らない相手ではなく、家族や親しい友人、知人のチャットから届くケースが多い点です。しかし、これは送信者本人が詐欺師であるとは限らず、すでに別の偽リンクを踏んでしまい、知らないうちに詐欺グループに利用されている可能性が高いとされています。
タイのサイバー警察によると、詐欺グループは有名ブランド名や政府の支援制度を装い、経済的に不安を抱える人々の心理につけ込む手口を用いています。リンクを開くことで、個人情報が抜き取られたり、端末がウイルス感染したりする危険があり、さらにその端末から自動的に同様のメッセージが拡散されることもあるといいます。
当局は対処法として、怪しいリンクは絶対にクリックしないこと、友人から届いた場合でも別の手段で連絡を取り「そのリンクは偽物なので削除したほうがいい」と冷静に伝えること、そして自分の端末内の該当メッセージは削除して拡散を止めることを勧めています。相手を責めず、被害の連鎖を断ち切る姿勢が重要だとしています。
日本人が直接巻き込まれるケースは多くないとみられますが、LINEやMessengerなど、日本でも一般的に使われている仕組みと構造は同じです。タイ在住者や渡航者はもちろん、海外発の情報が身近な人のチャットを通じて届く場合でも、安易に信用しない姿勢が求められています。
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