バンコク・ホワイクワンに偽警官、中国人男性が被害

バンコク・ホワイクワン区で2025年10月23日、中国人観光客が「警察官」を名乗る男らに現金約4万6000バーツを奪われる事件が発生しました。警察はその日のうちにチョンブリ県で容疑者1人を逮捕し、残る2人の行方を追っています。各報道が伝えています。

事件はラチャダーピセーク通り沿いのホテル前で発生。被害者の中国人男性は友人2人と一緒にいたところ、灰色のSUV車が近づき、車内の3人の男が「検査を行う」と声をかけてきました。そのうち1人は警察官を装い、もう1人は中国語で通訳のように振る舞っていたといいます。

被害者がバッグを渡すと、男らは中に入っていた現金を奪い、そのまま車で逃走しました。届け出を受けたホワイクワン警察が捜査を開始。車両がレンタカーであり、GPS追跡装置が付いていたことから行方を追跡し、シラチャのガソリンスタンドで容疑者の1人を拘束しました。

警察は押収した現金の一部が被害金かどうかを確認中で、残る共犯者の特定と逮捕を急いでいます。
当局は「外国人を狙った同様の手口が他の地域でも報告されており、警察官を名乗る人物からの職務質問には慎重に対応してほしい」と注意を呼びかけました。