不安定な10日間へ～タイ全国で雨続き、北部では涼しさも

タイ気象局（TMD）は、2025年10月14日から23日にかけての10日間予報を発表しました。この期間、全国的に不安定な天候が続き、特に前半は各地で雨が強まる見込みです。

気象局によると、14〜16日は低気圧の影響とモンスーン帯の南下により、全国的に雨が増加。中部下部や南部上部では局地的に大雨が予想されており、外出時は傘や雨具の携行が呼びかけられています。冠水や交通への影響にも注意が必要です。

17〜23日にかけては、北部や東北部で東風が吹き、初期は雷雨が発生。その後、冷たい空気が南下し、北部や東北部上部を中心に朝晩は気温が下がる見込みです。中部、東部、バンコクおよびその近郊でも断続的な雨が続くとしています。

南部では引き続き雨が降りやすく、特にタイ湾沿岸では大雨の日もある見通しです。風向きが変化しやすく、1日の中で「朝は涼しく昼は暑い」といった寒暖差が大きくなることも予想されています。

気象局は「現在は雨季から冬季への移り変わりの時期にあたる」として、体調管理や安全運転への注意を呼びかけています。また、今回の予報は気象モデル（TMD-WRFDA）によるものであり、今後の状況によって変化する可能性があるため、最新の天気情報をこまめに確認するよう促しています。