【続報】ペック・パリットチョーク刃傷事件～“加害者”とされた男の証言と防犯カメラが見た真相

2025年8月3日未明、バンコク・ラムカムヘーン76のガソリンスタンドで、タイの人気歌手ペック・パリットチョーク（เป๊ก ผลิตโชค）が刃物で切りつけられ負傷した事件。その後の捜査で、防犯カメラ映像や関係者の証言が明らかになり、事件の構図が大きく変わりつつあります。

“加害者”として逮捕されたのは、現場に居合わせた21歳の男。この男は恋人とバイクで通りかかった際、ガソリンスタンド前で奇妙な騒動を目撃。道路中央で叫びながら走り回る人物が、走行中のピックアップトラックに飛びかかるのを見て、「トラブルだ」と思い車の後を追ってスタンド内に入りました。

映像では、ペック・パリットチョークはフロントガラスにしがみついた状態で車とともにガソリンスタンドへ。降車した運転手と口論を交わしたあと、突然近づいてきた21歳の男に対してペック・パリットチョークが先に手を出したような動きが確認されています。

男はこれに反応して応戦。混乱の中で持っていた20cmほどのナイフを振り、ペック・パリットチョークのあごと肩を負傷させました。男はその場で「正当防衛だった」と主張し、自ら警察への通報を依頼して取り押さえられました。

その後、男は「当時はただの騒ぎだと思って止めに入った。相手が有名人とは知らなかった」と釈明。過去に夜間勤務中に襲われた経験があり、護身用にナイフを携帯していたと話しています。恋人も「止めに入ろうとしただけ」と証言しています。

一方、ペック・パリットチョークは現在も病院で療養中。担当医によれば傷は神経に達しておらず、回復傾向にあるとのこと。所属事務所は「医師のもとで治療と経過観察を続けている」とコメント。警察への正式な供述はまだ行われていません。

事件は依然として捜査中。防犯映像の検証と関係者の証言をもとに、警察は慎重に事実関係の整理を進めています。

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