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タイ東部チョンブリ県パタヤのビラ・サーキットで2026年10月11日に開催されたジュニアゴーカート大会で、タイの人気女優チョンプー・アラヤーさんの息子パーユ君(9歳)が1位でゴールしたものの、車両のエンジン規格をめぐる抗議が提出され、表彰が保留される騒動となっています。タイメディア各社が伝えています。
大会は「TrueVisions–TOYOTA Junior Kart Championships 2026」の第3戦。8~9歳を対象とするCADET Bクラスに出場したパーユ君は、接戦を制して1位でフィニッシュしました。しかし、2位だったマクラーレン君の父親で、モータースポーツチームを運営するポー・タヌパット氏が、パーユ君の車両に使用されたエンジン部品について正式に抗議しました。
問題となったのは、エンジンのシリンダー部分に当たる「シリンダーブロック(เสื้อสูบ)」です。ポー氏側は、パーユ君の車両に旧型の部品が使用されており、同クラスの規定に適合しているのか確認が必要だと主張しました。
一方、パーユ君の車両を担当するDT Motorsportは、使用部品は競技規則に適合しており、不正な改造によって有利になった事実はないと反論。関連する規則や資料を示して正当性を主張しています。
こうした騒動について、タイの俳優・歌手でレーサーとしても活動するアート・ロナチャイ氏が10月13日、パーユ君の走りを擁護する見解を示しました。
アート氏は、1位と2位の選手がレースを通じて接戦を繰り広げていたことを指摘。勝敗を分けたのはエンジンの性能差ではなく、コーナリングの滑らかさやタイミングなど、ドライバー自身の技術だったとの考えを示しました。
また、問題となったシリンダーブロックは外側から確認できる部品であり、規格に疑問があるならレース前の車検段階で指摘すべきだったと主張。優勝した後になって抗議が提出されたことにも疑問を呈しました。
そのうえで、モータースポーツを選手の家庭環境や知名度ではなく、純粋なスポーツとして見てほしいと呼びかけています。
一方、抗議を提出したポー氏は、自身のSNSを通じて、パーユ君や家族との間に個人的な対立はないと説明しました。
ポー氏によると、今回の抗議はレース結果を覆すことが目的ではなく、競技規則とエンジン規格について主催者やタイ王立自動車協会に明確な説明を求めるものです。
また、子どもたちが全力で競い合った結果は尊重すべきだとして、順位はそのまま維持することを提案しています。
今回の騒動では、使用されたエンジン部品が競技規則に適合しているかどうかをめぐり、関係者の主張が分かれています。現時点でパーユ君側の不正が認定されたわけではなく、正式な判断が注目されています。
※出典:
Khaosod(アート・ロナチャイ氏の見解)
Khaosod(大会結果と抗議)
Manager Online(DT Motorsportの説明)
Khaosod(ポー氏の説明)
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