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タイ初、約250キロ離れた病院から「遠隔ロボット手術」 前立腺がん患者を手術

2026年8月25日 配信

タイ保健省は2026年8月24日、バンコクのノッパラット・ラチャタニー病院と東北部ナコンラチャシマ県のマハラート・ナコンラチャシマ病院を結び、約250キロ離れた場所から手術用ロボットを操作する「遠隔ロボット手術(Robotic Telesurgery)」を実施したと発表しました。前立腺がん患者を対象にしたもので、タイ国内の病院間で行われた遠隔ロボット手術としては初めてです。

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今回手術を受けたのは、マハラート・ナコンラチャシマ病院の前立腺がん患者です。

患者は同病院の手術室に入り、現地の専門医が対応。一方、約250キロ離れたバンコクのノッパラット・ラチャタニー病院から、ピーラドン・サープームサップ医師が遠隔システムを通じて手術用ロボットを操作しました。マハラート・ナコンラチャシマ病院からはニポン・スパラットナチャティパン医師とタナートーン・トゥームクライシー医師が参加しました。

8月24日にノッパラット・ラチャタニー病院で行われた式典には、パッタナー・プロムパット保健相、ソムルック・チュンスマン保健省事務次官、ナッタポン・ウォンウィワット医療サービス局長らが出席しました。

保健省は今回の手術について、タイ国内で初めて実施された遠隔ロボット手術としています。

ノッパラット・ラチャタニー病院では、すでに海外との遠隔手術にも取り組んでいます。中国の四川大学華西医院(West China Hospital)との間を約3,000キロ離れた状態で接続し、2026年4月21日に胆石、6月25日には前立腺がんの遠隔ロボット手術を実施しました。

こうした実績を踏まえ、今回はタイ国内の病院同士を結ぶ形で実施されました。

保健省のソムルック事務次官は、遠隔ロボット手術について、地方の医療従事者の能力向上につながると説明。今後は各保健医療地域の中核病院へネットワークを拡大し、高度な医療技術を地方でも利用できる体制を整えていく方針を示しました。

ノッパラット・ラチャタニー病院では2025年12月からロボット手術を開始し、これまでに52人を手術しています。

対象は産婦人科、一般外科、泌尿器科の3分野で、子宮がんや卵巣がん、膵臓がん、胃がん、大腸がん、前立腺がん、腎がんなどに使用され、保健省によると52例すべてで手術に成功しています。

保健省は今回の取り組みを、高度医療技術を地方へ広げ、地域による医療格差を縮小するためのモデルとして発展させたい考えです。

※出典
タイ保健省 広報局「ครั้งแรกในไทย ผ่าตัดมะเร็งต่อมลูกหมากทางไกลระหว่าง “รพ.นพรัตนราชธานี-รพ.มหาราชนครราชสีมา” ต้นแบบถ่ายทอดเทคโนโลยีการแพทย์ขั้นสูงสู่ภูมิภาค」